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先日、認定アドバイザーとなっているfreeeから寄稿(記事の執筆依頼)をお願いされ
以下の記事を書きました。

所得税と源泉徴収の違いは?誤解しやすい税の基本を税理士が徹底解説

非常に評判がよく、投稿されて半日で2万人以上に読まれ
「SmartNews」というスマホ向けニュースアプリにも記事が取り上げられました。

smartnews

自分が作ったものが人から認められることは素直にうれしかったのですが
その際に感じたことがいくつかあります。
寄稿を考えている方の参考になればと思いましたので
3つほど感じたことをまとめました。

1.寄稿は誰に一番メリットがあるのか

Googleなどの検索エンジンは
記事のオリジナリティを重視して検索結果に反映します。
オリジナリティを見る一つの基準が
「最初に記事を投稿したのが誰か」という点です。

今回私が寄稿した記事はfreeeが運営している「経営ハッカー」というサイトが
記事を最初に投稿しています。
つまり、「経営ハッカー」がオリジナルを持っているということになり
記事を作成した私がオリジナルを持たないという形になってしまいます。

仮に私が同じ文章をこのサイトに載せた場合
他のサイトの記事を盗作している!とGoogleに判断され
サイトのランクが大きく落ちる可能性も。

私のサイトはたくさんの閲覧があるサイトではないので
今回のようにSmartNewsなど影響力のある媒体にのる可能性はありません。
そこに載ったということで多少のメリットは得ているのですが
やはり作者がオリジナルを持てないという点がひっかかってしまいました。

2.記事のスタイルや書く内容が制約される

「経営ハッカー」というメディアの統一感を出すため仕方ないことではありますが
記事を書く際には一定のテンプレートがありました。

普段、自分のウェブサイトや顧客向けニュースレターを作成しているのですが
もちろん完全自由に編集しています。
それが固定のフォーマットで作成するのは多少しんどかったです。

より負担になったのは「他人のメディアなのでぶっちゃけたことが書けない」ということ。
自分のサイトでしたら多少常識から外れた自分の意見も書けるのですが
freeeのために記事を書くという形になるため変なことは書けない。

自分が書きたいスタイルで書けず、思うことを完全に出せないことは
見てもらって価値がある記事を書くにはマイナスに思いました。

3.編集によって自分の書きたいニュアンスとズレることも

私自身、本を共著という形ですが出版したことがあるため
多少は自分が書く文章にこだわりがあります。

退職給付会計今回、記事を執筆してfreeeの方に渡した後
事前に相談なく文章を修正されて
特に了承など得ることなく投稿されてしまいました。。。

私が投稿されたのに気付いたのは「SmartNews」をたまたま見ていて
「なんだか自分が書いた記事に似てるなぁ」と思い
記事を読んだのがきっかけ。
それが自分が投稿した記事であることに、まず驚き。
さらに、文章がいくつか修正されているのにさらに驚き。

完璧に直してくれていたらよかったのですが
その修正によって誤字脱字がいくつか生じ
さらにニュアンスが異なる箇所もあるため、慌ててfreeeの方に連絡しました。

記事には私の名前も出ているので
修正して投稿する際は事前に了承を得て欲しいものです。

ネットはスピード感が重視されるメディアですが
もう少し執筆者を尊重して動いてくれないと
執筆者の信頼にも関わるので気になるところでした。

【まとめ】

寄稿を依頼されることがありましたら
私が感じたことと似たような感想を得ることも多いかと思いますので
ご参考にしていただければと思います。

私自身は、SmartNewsなど大きなメディアに載ったのは非常にうれしかったです。
しかし、せっかく自分でウェブサイトを立ち上げ
自分の一番望む形で考えを表現する場があるので
今後はこのサイトをより充実させる方向に進んでいきます。

この記事を書いた人

野村 篤史税理士法人のむら会計 代表(公認会計士・税理士)
金沢で50年続いている会計事務所、税理士法人のむら会計を運営。
ITの知識・金融機関監査の経験を生かし
普通の税理士事務所+αのサービスを提供。

【著書・掲載実績】
図解でざっくり会計シリーズ2 退職給付会計の仕組み(中央経済社)
賢い節税で会社を強くする方法教えます(月刊経理ウーマン 特集ページ) 
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