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今年も確定申告の期限が近づいてきましたが
「税務署職員は家族が多い」という噂を検証します。

税務署

扶養親族の範囲

なぜそんな噂があるのでしょうか。
公務員になるような人は家族思いだから?それとも給料が安定しているのでたくさん養えるから?

どちらも違います。
正解は「扶養控除」をうまく活用して節税しているからです。

扶養家族が増える

扶養控除(所得から差し引ける金額)が増える

所得が圧縮される

税金が安くなる

というロジックです。

「扶養」というと、同居して養っている近い親族いなければいけないと思いがちですが
税金上の定義は少し違うので確認していきましょう。

扶養控除とは
①扶養している親族(16歳以上)がいる人が受けられるもので
②対象となる親族は、6親等内の血族か3親等内の姻族
です。

血族=自分と血が繋がった親族のこと
姻族=妻や夫の親戚

を意味します。
といってもイメージしづらいかと思いますので、図で表します。

スクリーンショット 2015-01-27 23.14.22

 

イメージはつきましたか?
ものすごい範囲が広いということはわかるかと思います。

まずは図を見ながら自分の親族を思い浮かべましょう。

「扶養」の意味

扶養=一緒に暮らしていて面倒を見ている家族
と思いがちですが、必ずしも同居が条件にはなっていません。

そのため、別居していても実家の両親に仕送りしているような場合は
扶養控除に入れられるのです。
たくさんの年金をもらっていたり、他に収入がなければ、
という条件はありますが。

なお、仕送りの額について、税法上「いくら以上」というきまりはありません。
そのため、あまり額は気にする必要はないでしょう。

また、学生だけでなく
フリーターやニートなど働いていない息子、娘も入れられるのを忘れないようにしましょう。

まとめ

(よくある誤解)

  • 同居していなければ認められない。
  • 年齢に厳しい制限がある。

(正解)

  • 親族に収入がなく経済的な面倒を見ていれば、扶養に入れられる。

最後に、扶養控除の額を記載します。

扶養控除

きちんと「範囲」と「意味」を理解すると、正しい節税ができます。

 

 

 

 

この記事を書いた人

野村 篤史税理士法人のむら会計 代表(公認会計士・税理士)
金沢で50年続いている会計事務所、税理士法人のむら会計を運営。
ITの知識・金融機関監査の経験を生かし
普通の税理士事務所+αのサービスを提供。

【著書・掲載実績】
図解でざっくり会計シリーズ2 退職給付会計の仕組み(中央経済社)
賢い節税で会社を強くする方法教えます(月刊経理ウーマン 特集ページ) 
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