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2016年3月、グーグルの開発した囲碁の人工知能が、世界最強と言われる韓国人の棋士に勝ち、ニュースを賑わせました。実は「会計事務所職員」も人口知能発達の結果、10~20年後に90%以上の確率でなくなる仕事とオックスフォード大学の教授に認定されている仕事です。そのため人口知能関係の情報を入手することも重要な仕事と捉えており、先日もNHKの「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」という番組を興味深く見ました。

今回は、人口知能とは少し違いますが、会計事務所と顧問先の関係を変えていく可能性の一つである、クラウド会計ソフト「freee」について、主に会計事務所に記帳業務も含めて、丸投げしている方向けに記事を書きます。会計事務所の仕事を減らす、という意味で、以前は「税理士殺し」との異名もあったソフトなのですが、弊所は積極的に導入していて、県内ではトップクラスの導入件数があります。

freee

クラウド会計ソフトって?

クラウド、という言葉がよくわからず、拒否反応が出る方もいるかと思いますが、ザックリいえば「ネット上にデータを保管・入力し、スマホからでも、いつでも、どこからでも会計データが確認できるソフト」です。

導入のメリット

経営状況をいつでも確認できる

ネット上にデータが保管してあるため、経営状況を判断するためのデータがいつでも、どこからでも見ることができます。会計事務所に丸投げしている場合、紙ベースで試算表一式を送付する形が多いかと思いますが、例えば「なぜ消耗品費が前期より大幅に増えているのだろう」と疑問に思っても、会社サイドですぐに確認できない状況です。それがfreeeを導入することで、タイムリーに経営データが確認できるため、経営判断がしやすくなります。

ネットバンキングやカード明細のデータを自動取得できる

ネットバンキング対応の銀行口座の入出金明細や、クレジットカード明細を自動でfreeeが取得してきます。そのため、会計事務所が会社に行くたびに、預金通帳の記帳とコピー、クレジットカードの明細を準備していただいていた手間がなくなります。

freee2

試算表が早く仕上がるようになる

会計事務所に丸投げしている形でのサービス提供の流れは

訪問して資料を確認→事務所内で資料整理し、数日後、試算表を発送。

という流れの先が多いですが、freeeを導入すると

事務所でデータを確認して処理→訪問して不足分のみ確認し、完成。

という流れになります。訪問のタイミングにはある程度正確な資料が出るためタイムリーに経営状況を把握することが可能になります。

導入のデメリット

月額利用料がかかる

月額で個人は月980円から、法人で月1,980円からのコストがかかります。この経費を大きいと見るか、小さいと見るかですが、上記メリットから払う価値のあるコストと考えています。

私自身、「のむら会計」のデータを毎月入力しており、翌月の第1週には数値を作って状況を確認し、今後の戦略を練ります。PLAN(計画)→DO(実行)→SEE(振り返り)サイクルを正しく回すためには、過去データを素早く把握することが重要なため、そのコストと思えば高くはないかと。

ネットバンキングを使っていないと効率化されない

ネットバンキングやクレジットカードデータをfreeeに連動するから、早く経理処理が終わるという関係性があります。逆を言えば、ネットバンキングを使っていなければfreeeを使っても効率化されません。freeeを使う場合は、ネットバンキングの導入をセットでご検討ください。ネットバンキングを使わない場合は、違う会計ソフトの方が入力が楽です。

まとめ

freeeはよく新聞に出る「フィンテック(FinTech)」というジャンルにも区分される画期的なサービスです。ご興味をもたれましたら、弊所経由で登録すれば1ヶ月無料クーポンが使えますのでお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

野村 篤史税理士法人のむら会計 代表(公認会計士・税理士)
金沢で50年続いている会計事務所、税理士法人のむら会計を運営。
ITの知識・金融機関監査の経験を生かし
普通の税理士事務所+αのサービスを提供。

【著書・掲載実績】
図解でざっくり会計シリーズ2 退職給付会計の仕組み(中央経済社)
賢い節税で会社を強くする方法教えます(月刊経理ウーマン 特集ページ) 
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